2011年11月に読んだ本

仕事のせいで読書時間が作れず。

期間 : 2011年11月
読了数 : 2 冊
日本の10大新宗教 (幻冬舎新書)
島田 裕巳 / 幻冬舎 (2007-11)
読了日:2011年11月30日
再読。
仕事柄お客様と雑談する時の知識になればと思って買った本だけど、実際読んでみたけど結構面白くてびっくり。

例えば教祖に神が宿る神がかり系は教祖のカリスマ性で信者数を伸ばしやすいが教祖が死亡した場合に分派や分裂が起こりやすいとか、教祖はカリスマ性を持った人物だが実際に教団の中心人物になっているのは大学の哲学科や宗教科で学んだインテリ系人物だったりとか、組織論的な話題が多くてビジネスマンにも読みやすいと思います。

大本で学んだ人物が生長の家や世界救世教を立ち上げていたりして、あまり知られていないような話が書いてあるので、しっかり話のネタも仕入れられます。

ただ、有名な創価学会や大本(本部が京都綾部)、生長の家(宇治に別格本山がある)といった身近な宗教についての話題はすんなり読めるんですが、馴染みのない宗教についての情報は中々覚えられないですね。

また機会を作って再読したいと思います。

たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)
ジェイムズ,ジュニア ティプトリー , 浅倉 久志 / 早川書房 (1987-10)
読了日:2011年11月8日
再読。
短・中・長の3話仕立てのこの作品。僕はやっぱり一番最初のコーティの話が一番好きかな。とっても切ないけど。
物語の導入部こそ夢と浪漫のあふれる宇宙冒険活劇な物語なのに、必ず途中で訪れる急転直下のどんでん返しが待っていて、主人公たちに救いようのない決断(たった一つの冴えたやり方)を迫るところが憎い。

この物語のキーアイテムとなっているのは、広大な宇宙空間を何年もかけて届くメッセージ・パイプ。
主人公たち冒険者が基地で待つ仲間へ情報を伝えるにはこのパイプを使うしかなく、基地で待つ仲間は主人公たちが送ってくるメッセージ・パイプから再生される音声メッセージで知ることしかできないという。
とてつもない困難や極限状態、決断を迫られている危機的な状況を読者を含め、「見ていることしかできないはがゆさ」を抱かせる手法は天下一品だと思います。

挿絵や表紙が昔のラノベっぽいのが玉にキズですが、正統派の古典SFですよw