Filed under: Book

2011年7月に読んだ本。

読書管理をメディアマーカーから読書メーターに変えてみました。メディアマーカーはアプリもあるし登録時の初期値が細かく設定できたりしてとてもいいサービスだったのですが、再読管理ができないのが唯一の欠点でした。

僕は新しい本をどんどん読んでいくというよりは本棚の本を何度も読み返すタイプなので、再読が登録できないメディアマーカーでは完璧な購読管理ができなかったのです。

その点読書マーカーは再読登録もできますし、再読するごとに感想が書けるという素敵仕様。頑張ってメディアマーカーに登録していた100件あまりの本データを読書メーターに移動させました。

しばらく使って様子を見てみようと想います。

…と思っていたのですが、メディアマーカーでも再読管理ができることを知り、急遽出戻り。 メディアマーカー最高です(2011/8/5 14:06)

期間 : 2011年07月
読了数 : 5 冊
金閣寺 (新潮文庫)
三島 由紀夫 / 新潮社 (2003-05)
読了日:2011年7月29日
何度読んでも内容が難解すぎて理解できない。主人公の美(金閣寺)に対する屈折した想いや、作者が作品に込めたメッセージが再読3回目にして朧気ながらわかってきた気もするけど、まだまだうまくまとめれらない。自分の読解力の無さを実感するにはこの本を読むのが一番なのかもしれないな。またしばらく時間を置いて再読したいと思う。
のりりん(3) (イブニングKC)
鬼頭 莫宏 / 講談社 (2011-07-22)
読了日:2011年7月26日
とりあえず自転車に乗りたくなる一冊。願わくばこのまま素直な自転車漫画で進んで欲しいところ。作者の真骨頂は見たくない(笑)
火の鳥 (12) (角川文庫)
手塚 治虫 / 角川書店 (1992-12)
読了日:2011年7月16日
火の鳥はこの太陽編と2巻の未来編がツートップ。未来編はストーリーのスケールが大きいところやインナースペースとアウタースペースについての考察が好きなんだけど、この太陽編の未来と過去を行き交いながら2つの時代の宗教戦争がリンクしながら描かれるストーリーも捨てがたい。土着神vs外来仏教神の争いは孔雀王を彷彿とさせる…と思ったんだけど、まちがいなく孔雀王の方が後発でしたね(笑)
火の鳥 (11) (角川文庫)
手塚 治虫 / 角川書店 (1992-12)
読了日:2011年7月16日
感想は12巻へ。
火の鳥 (10) (角川文庫)
手塚 治虫 / 角川書店 (1992-12)
読了日:2011年7月16日
感想は12巻へ。

日経ダイヤモンドのFacebook特集を読んでみた。

165378_1802319019148_1275018506_32047134_7654036_n

映画公開の影響からか、今週発売のビジネス雑誌3社(日経ダイヤモンド、週刊エコノミスト、日経MJ)が一斉に取り上げるというFacebookフィーバーが巻き起こっているようですね。

沢山のアイコンが並んでいる表紙のインパクトに釣られ、日経ダイヤモンドを買ってみました。内容としてはFacebookとはどういうものか~から始まって、mixiへのインタビュー、ファンページの活用の仕方へ繋がるというかなりのボリューム構成。

  • Facebookって何?(4P)
  • Facebook本社ツアー(2P)
  • ソーシャル・ネットワークのレビュー(2P)
  • 勝間和代インタビュー(2P)
  • mixiの動向とインタビュー(2P)
  • Facebook日本支社代表インタビュー(2P)
  • 今日から始めるFacebook(9P)
  • コネクションサーチ(3P)
  • 企業・個人ファンページについて(6P)


日経ダイヤモンドの読者層とFacebookの知名度を考えると妥当な内容だと思いました。Facebookのサービス概要や登録方法も丁寧に書いてありますし、これまでの成り立ちも映画のレビューを交えてわかりやすく書いてますし。国内でFacebookが普及しない理由として真っ先に挙げられるmixiのインタビューに頁を裂いている所に好感が持てました。

不満点を挙げるとするなら、なぜFacebookが海外で爆発的な人気があるのかという考察が少なかった事と、今後のFacebookの動向についての掘り下げが少し物足りないくらいでしょうか。まぁ現時点ではこのくらいのボリュームがベストなのかもしれませんが…

話題のソーシャル・ネットワークは来週観に行くつもりですし、今もマーク・ザッガーバーグの本(フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた))を読んでいます。

国内で流行る流行らないはともかく、六億人ものユーザー数を抱えるFacebookが今後どのように発展していくのか楽しみでなりません。今後もFacebookを楽しみながらチェックしていきたいと思います。

僕としてはもう少し国内ユーザーが増えてくれると嬉しいところなんですが、どうなることやら。

『虎よ、虎よ!』 - アルフレッド・ベスター

虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)

 

アルフレッド・ベスターの『虎よ、虎よ!』を読了。SF史上最高傑作との評価の通り、臨場感たっぷりの場面が目白押しでした。

難破した宇宙船の中で170日も取り残されている主人公ガリヴァー・フォイル。奇跡的に輸送艇「ヴォーガ」がフォイルに接近するものの、救助信号を発信し続けるが、ヴォーガはそのままノーマッド号を見捨てて飛び去ってしまう。紆余曲折を経て地球へ生還できたフォイルはヴォーガとヴォーガの乗組員、そしてヴォーガに関する全てへ復讐を開始する---

正直な感想としては、登場人物の心情の変化が唐突かつ大きすぎたせいか物語の根幹を成す主人公がヴォーガを憎む心に感情移入できず、ついていけない部分が多々ありました。きっとその部分を読んだ時に集中力が切れていたとかそういう外部的な要因なのでしょうけど、そうでなかったらもっと感情移入できて素晴らしい作品になったに違いないと思うと非常に残念です。

しかしながら300ページあまりの物語に詰め込まれた様々なシーンは息苦しくなるほどの臨場感があり、特に中盤から後半にかけての主人公フォイルと追跡者たちとのジョウントと呼ばれるテレポーテーションを使った追跡劇は圧巻です。

読んでいる自分が世界中をテレポーテーションしているかのような臨場感がありました。イメージとしては2008年に公開されたジャンパー(映画)のようです。というよりジャンパーはこの作品に影響されてる気がしますね。実際、ジョウントはその後の様々な作品に影響を与えたらしいく、スティーブンキングや藤田和日郎、仮面ライダーカブトなどなど。詳しくはWikipedia:ジョウント効果を参照してみると面白いかもしれません。

読み終わった直後はありふれた話だったな程度にしか感じませんでしたが、読後しばらくはこの作品のことばかり考えている自分がいてびっくりしました。

しばらく時間を置いて、もう一度読みたいと思います。

 

『星を継ぐもの』 - ジェイムズ・P・ホーガン

星を継ぐもの (創元SF文庫)

 

ジェイムズ・P・ホーガンの『星を継ぐもの』を読んだ。最初の1ページからラストまで怒涛の勢いで読ませてくれる、ハードSFの最高峰の名に恥じない素晴らしい1冊であることは間違いない。

月面で5万年前に死んだと思われる死体が発見された。チャーリーと名付けた謎の死体はなんと身体構造が現在を生きる人間とほとんど同じ構造をしていたという。現在を生きる我々現生人類、月面で発見された5万年前の人類<ルナリアン>、そして木星で見つかった2500万年前の遺跡で発見される謎の巨人<ガニメアン>---

過去の謎を解いていく中で現生人類のミッシングリンクに迫る壮大なストーリー。

ルナリアンと現生人類との謎自体は読み進んでいく中で予想できた範囲でしたが、解明に至るまでの描写が圧巻。僕が考えていた予想がいかに浅はかだったかというのを痛烈に思い知らされました。そして、全ての謎が解けた最後の最後、ラスト1行を読んだ瞬間にハンマーで頭を叩かれたような衝撃がありました。この読後感は未読の人が羨ましく思えるほどです。

ハードSFというジャンルに漏れず専門的な単語や技術がいくつか出てきますが、ゆっくり咀嚼しながら読んでいけば十分楽しめる範囲ではないでしょうか。

『星を継ぐもの』も『ガニメデの優しい巨人』、『巨人たちの星』と続いていくとの事なので、引き続き読み進めたいと思います。

そういえば、木星に関係するSF映画やアニメは数多くありますね。超時空要塞マクロスのゼントラーディ、2001年宇宙の旅のモノリス、機動戦士Zガンダムのジュピトリス、機動戦艦ナデシコの木星蜥蜴などなど。木星はSFファンを引き付ける何かがあるのか もしれませんね。